ライト(セットアップ)

ライトセット
ライトセットとは、個別ライトのグループ単位の名称になります。
全般明るさ
ライトセット全体の明るさを調整出来ます。 通常は「1.000」です。
回転
ライトセット自体に回転を加えられます。ライトセット内の個々のライトの相対的な位置、向きを保ったまま水平方法の回転を行えます。(シーンの中心を通る垂直軸を中心とした回転)。モデルの方向とライト全体の方向の調整を行えます。通常は「0.000」です。
スケール
Light_Scale1.pngライトセット全体の大きさを拡大/縮小をさせる事が出来ます。通常は「1.000」です。「自動スケール」は、表示モデルの大きさに合わせて、自動的にライトセットを拡大/縮小します。
名称
個別ライトの名称で任意の名称を設定可能です。
タイプ
「平行光源」、「点光源」、「スポットライト」を最大80個まで登録する事が可能です。そのうち、最大24個迄の「平行光源」、「点光源」、「スポットライト」の光源計算をリアルタイムに実行し、最大24個の「平行光源」、「スポットライト」は影計算も同時に実行します。
*注意・・・最大数についてはグラフィックスカードの性能により異なります。
拡張
「マイナスライト」とは、通常はオブジェクトにライトをあてると面は明るくなりますが、マイナスライトとして設定すると光源色分だけ暗くなります。車の運転席の足元を強制的に暗くしたいような場面で使用します。
光源色
ライトの色を設定します。
影表示
個別ライト毎に影の計算・設定を行う事が可能です。
影オフセット
offset001.png影生成オブジェクトと影の位置が離れてしまう際の調整が可能。
減衰設定
「点光源」と「スポットライト」では「減衰タイプ」を指定する事で距離に応じて明るさを可変させる事が可能です。
スポットライト
スポットライトを当てた時の大きさと影の境界線のぼかしの大きさを変更します。
子ライトの位置と角度
2014ライト(移動・回転・ウィンドウ).pngメインメニューの「ライトガイド」を選択すると、現在シーンに設定されているライトの「位置」、「角度」、「種類」が確認出来ます。シーン内にて「位置」と「角度」を変更するには、対象のライトを選択してから、「移動・回転・スケール」メニューの「移動」、「回転」を選択して下さい。また、「Ctrl」キーとマウス左ボタンを押しながら動かす事でライトの「角度」を変更する事も可能です。
2014ライト(移動・回転・メニュー).png「移動・回転・スケール」メニュー

ライト(シーングラフ)

ライトの有効
2014ライト(シーングラフ).pngシーングラフの各ライトセット名およびライトの先頭にあるチェックボックスをONにして下さい。ライトセットのチェックをONにすると現在使用している背景セットとリンクされます。この背景へ切り替えた際にも連動してこのライトセットが有効になります。

1. ライトセットのチェックON/OFFは、子ライトを含めたライトセット全体のON/OFFになります。

2. 子ライトのチェックON/OFFはライトセット内でのON/OFFになります。

3. ライトをOFFにするとそのライトが生成していた影もOFFになります。

背景とライトの組換え
従来は背景とライトのリンクは個々のライトへのチェックで行ってきました。ライトセットを使うnStylerでは、背景とのリンクはライトセットごとに行います。よって、新規に背景を追加した際にはライトセットを紐づける必要があります。
総ライト数の軽減
複数のライトセットを同時に利用する事が可能です。但し、同時に利用できるライトの最大数(個数)はグラフィックスカードの性能により異なります。大よそ20個~24個迄のライトを利用する事が可能です。

表示について

影は「平行光源」と「スポットライト」に対応しており、両光源で最大24個迄の影を表示する事が出来ます。以下のチェック項目の内容をご確認下さい。

シーン全体での影表示の有効
メインメニュー、アイコンの「影」が有効になっていますか?「ctrl」+「k」キーでも影表示のOn/Offが切替えられます。
個別ライトでの影表示の有効
セットアップメニューのライトリストにある「チェック済みライト」を選択すると、選択中の個別ライトに対して「影設定」が行えます。「影設定」の「影をつくる」、「セルフシャドウ」にチェックが有るか確認をして下さい。チェックが無いと「影」は表示されません。
レンダリングモードの確認
メインメニューの「環境設定」>「レンダリング品質」>「レンダリングモード」が、「標準レンダラ」になっていると「影」は表示されません。「レンダリングモード」を「高機能レンダラ」にする事で「影」を表示させる事が出来ます。但し、「高機能レンダラ」のサポート対象外であるビデオカードでは、レンダリングモードが未対応のため、「影」の表示は行えません。ご利用中のビデオカードと対応レンダリングモードを再度ご確認下さい。