イメージ出力

nStylerで出力できる画像形式とムービー形式の仕様

静止画像
BMP,JPEG,PNG,GIF,TIFF形式
ムービー
AVI形式もしくは連番BMP,JPEG,PNG,GIF,TIFF
出力の際のCODECは、オプション表示されます
出力可能な最大解像度
HDRIモードにてイメージ出力する際の最大ピクセル数は、12,000×12,000 ピクセルとなります。但し、ビデオメモリの容量やデータにより、それ以下の解像度が上限となる事があります事をご了承下さい。RTRTモードではビデオメモリーを多く消費している為、3,000×3,000ピクセル程度が限界となります。但し、取扱われるデータ量により、出力できる解像度の上限は変わります。

ビックサイズの出力

例題
1600×1200ピクセル、FPS 30、AVI形式、全フレーム(未圧縮)で出力した場合、ピクセルサイズや未圧縮である関係上、Windows Media Player で滑らかに再生する事が出来ません。
以下の方法で、AVI形式をWMV形式に変換することをおすすめ致します。

●MicrosoftのWEBサイトから【Windows Mediaエンコーダ9シリーズ】を入手してインストールします。ダウンロードは此方から

[スタート]→[すべてのプログラム]→[WindowsMedia]→[WindowsMediaエンコーダ]を起動します。

●[新しいセッション]→[ファイルの変換]を選択します。

[新しいセッションウィザード]→[コピー元ファイル]にnStylerから出力したAVIを指定します。

●「出力ファイル」に任意の名前をつけ、種類にWindowsMediaファイル(WMV)を指定し[次へ]を押します。

●コンテンツを配信する方法は[ファイルへ保存]を選択し[次へ]を押します。

●ビデオは[最高品質ビデオ(VBR100)]を選択し[次へ]を押します。

●題名や作成者など情報を入力できます(任意)。[次へ]を押します。

●[完了]をクリックしたときに変換を開始するにチェックを入れ[完了]を押します。

●変換が始まります(2~3分待ちます)。

●終了のメッセージが出たら完了です。

ジッタリング品質

ジッタリング品質
イメージ作成時の「品質」パラメータは、レンダリング時のジッタリング回数を表します。

●「ジッタリング」とは描画位置を小さな範囲でランダムに変位させて何度もレンダリングする、アンチエイリアシングの手法の一つです。これにより描画モデルの稜線の粗さ、影のエッジや映り込みのエッジをアンチエイリアシングで滑らかにします。

ジッタリング回数
描画時に変位を行う回数です。値が大きいほどレンダリングの品質は向上しますが、比例してレンダリングに時間とぼかし感が多くなります。

●一般に16~64程度の値でアンチエイリアシングと描画時間が適したバランスになると思います。

エラー・修正内容

現象1
画像を出力すると細い線が入ってしまう

●nStylerは、大きなピクセルサイズでイメージ画像を出力する際、画面を縦横分割して、小さな矩形単位でレンダリングを実行します。ブルームやスターを使用している場合、矩形の境界が見えることがあります。

回避手段

●ブルームを大きな値(1000単位)、スター値を「0」として境界が目立たないようにします。

●環境設定/レンダリング品質において、HDR・IBL="有効(ブルーム効果なし)"を設定する。

現象2
画像の一部分が黒く表示される

●ビデオ・ドライバーの設定で、アンチエイリアシング設定を"アプリで制御"以外とした場合のイメージ出力時に、画像の一部が黒く表示される事があります。

回避手段

●その場合、アンチエイリアシング設定を”アプリで制御”を設定します。

現象3
画像出力時の影描画の改善
Shadow001.png背景を透明にした出力時に影が正しく透過せず背景色と混じっていた件をVer2013で修正しました。静止画出力、nPhoto、nView360出力のいずれも改善されます。
現象4
背景透明時の修正
nStyler301backgrand001.png背景透明で画像出力時に半透明物体の背後のアルファ値がおかしくなる問題を修正。ある条件でのイメージ出力において、半透明オブジェクト(不透明度が「100」未満)越しの他のモデルが正しく出力されない問題(例 自動車のインテリアが半透明ので出力されてしまう。)を修正しました。

●発生箇所1:高機能レンダラを使用し、且つイメージ出力時に「背景を透明にする」を選択した場合にこの問題は発生していました。

●発生箇所2:nStylerPhoto用のnvr形式に出力する際も同様の問題が発生していました。

●修正後:修正バージョンではイメージ出力、nvr出力のいずれの場合も半透明越しのオブジェクトは正しいアルファチャンネル付きで出力されます。