クラッシュダンプファイル

エラー時にnStyler、Hayabusaが終了する際には「クラッシュダンプファイル」が自動的に保存されます。

保存される場所

Windows Visa/7 の場合
「ユーザー/マイドキュメント/GRAPS/crash_dump」の中に保存されています。
crashdump01.png
Windows XPの場合
ユーザー/マイドキュメント/GRAPS/crash_dump」の中に保存されています。
crashdump02.png
ダンプファイルの提供
ダンプファイルは終了時に起きたバグ・不具合を解消する目安となります。ダンプファイルをご面倒でも弊社サポートまでご提供いただいたき、弊社で解析させていただくことで異常終了時の原因を調査可能です。ただし、場合によってはダンプファイルでは改善につながる直接の情報までは解析不能の場合がございますのでご了承ください。ご連絡される場合は次の点をご連絡いただければ幸いです。

・ダンプファイルのご提供

・異常終了時の操作内容、再現性の有無、その他

・異常終了時のデータ(ご提供いただける場合のみ)

急に動かなくなった

チェック1
nStyler、Hayabusaは、ネットワーク(LAN)のMACアドレスまたはドングル(ドングルユーザーのみ)でライセンス管理を行っております。故に、ネットワークカード(LAN)が有効になっていてるか、もしくはドングルがPCに認識されているかを確認をします。ネットワークカードの確認はデバイスマネージャーから確認します。
networkadapter.png
チェック2
最近のノートPCは有線と無線の両方のLANを搭載しているモノが多く、ノートPCの設定により、有線/無線の自動判別機能やバッテリー駆動時でのネットワークカードの非認識設定など、ライセンス発行時のMACアドレスと違うネットワークカードに切り替わる事でライセンス認証に失敗する事があります。ライセンス発行を行ったネットワークカードが外部持出し時にも有効になるように、PC環境の再設定をしてみてください。
チェック3
ハードウェア・アクセラレータの設定を変更していないか確認します。デスクトップにおいてマウス右クリックメニュー「プロパティ」→「設定」で「詳細設定」ボタンをクリックし、各ビデオカードのプロパティ設定画面のハードウェア・アクセラレータの設定が無効(なし)になっていないかを確認してください。無効になっている場合はこれを”最大”とします。
チェック4
フローティングライセンスの場合は、ライセンスサーバは正常に起動しているかを確認します。

DirectX異常エラー

現象
DirectXError01.png
「DirectXの異常により3Dビューが更新されませんでした」とエラーが表示される場合があります。このエラーは描画エラーが発生した場合に表示されます。描画エラーには主に以下の理由になります。
原因
ビデオカードの性能よりも描画負荷が高くなった場合。
ビデオカードのドライバの不具合により正しく描画できない場合。
読み込んだデータに不具合がある場合。
本ソフトウェア以外でDirectXを使用するアプリケーション(スクリーンセーバー等も含む)が起動中である場合。
回避手段
「OK」ボタンを押して表示を消す。
レンダリングモードを下げる。(”リアルタイムレイトレーシング”→”高機能レンダラ”)
プロジェクトを保存し、Hayabusaを一旦終了する。

起動直後に表示した場合

1.
起動時にRTRTモードが選択され、かつビデオカード(ビデオチップ)の性能不足が考えられます。DirectXエラーメッセージを消しつつ、レンダリングモードを”標準レンダラ”に切り替えると(ショートカット「Ctrl」+「F1」)、エラー状態から回避できる可能性があります。
2.
レンダリングモードが”高機能レンダラ”の場合に同様に起動直後からDirectXエラーメッセージが表示される場合も、ビデオカードの性能不足の可能性が高いと思われます。同様の方法で”標準レンダラ”に切り替えてみます。

レンダリングモードが”標準レンダラ”の場合にはビュー表示にはDirectXを使用しないため、このエラーメッセージは表示されません。

データを読込んだ直後に表示した場合

3.
起動直後の場合と同様、リアルタイムレンダリングモードが選択され、かつビデオカードの性能不足が考えられます。違うのは、リアルタイムレンダリングモードでも軽量なデータは選択可能ですが、読み込んだデータをリアルタイムレンダリングモードで表示するにはビデオカードの性能が不足している場合です。レンダリングモードを”高機能レンダラ”に切り替えます。

データを読込んだ直後、データサイズが大きいと思われる場合

4.
読み込んだデータがシステムメモリやビデオメモリの容量以上の場合、描画不能でエラーが表示されます。容量オーバーとなる原因は、モデル数、ポリゴン分割数などが考えられます。Rhinocerosでサーフェースの分割数を減らしたり、複数のメッシュ(ポリゴン)を1つのモデルにマージするなどのデータ削減を行うことでエラーを回避できる場合があります。

編集作業中にレンダリングモードを切り替えた場合

5.
高機能レンダラからリアルタイム・レイトレに切り替えた場合は、編集中のモデルの規模がビデオカード性能に対して大きすぎるため、表示エラーが起きると考えられます。高機能レンダラを使用します。

編集作業中に背景画像、テクスチャを追加した際

6.
レンダリングモードに関係なく、背景画像やテクスチャをシーンに追加した際に、追加した画像が大きすぎる場合にDirectXエラーが表示される場合が考えられます。画像のサイズを小さくリサイズしてシーンに追加してください。

編集作業中に描画負荷を増やした際

Hayabusaの編集操作で、編集結果として描画負荷が増える場合はDirectXエラーが発生する可能性が高くなります。以下の場合などが考えられます。

7.
ライト数の多いライトセットへ切り替えた際
8.
画像サイズの大きい背景やマテリアルへ切り替えた際
9.
モデルにテセレートを行い表示ポリゴン数を増やした場合
10.
その他、極端に負荷を上げた場合

編集時間が長くなったと感じた場合

11.
編集時間が長くなったり、起動中の状態が続いた場合、ビデオメモリ、システムメモリなどPCのリソースを相当分消費していると考えられ、安定な動作を期待できない場合が考えられます。編集中のプロジェクトを一旦保存し、Hayabusaを再起動して編集を再開することをお勧めします。